文字サイズの変更
標準
閉じる

東京エレクトロン株式会社 林博昭さん


部活と勉強を両立させ推薦入試で合格
当時の共通一次で思ったほど点が取れず、推薦で九工大を受けました。プロ野球選手になるのが夢で高3の夏まで部活に打込んでいたけれど、授業中に全て理解するように心掛けていたのが勝因だったと思います。



人生で一番勉強した大学時代
学部時代、自分は勉強が足りないと気付き、履修できる科目は全て履修し、とことん勉強しました。(今でも試験の夢を見るほど!)おかげで大学院へは推薦で進学できました。研究室では湿式太陽電池(現在の色素増感太陽電池の前身)の研究に取り組んでいました。



将来性を見込んで現在の会社を選択
研究室には大手企業の推薦も多くありましたが、あえて当時はメジャーとはいえない東京エレクトロンを選択。半導体分野が成長すると見込んだからです。しかし入社後、大学での研究分野と全く違う、大嫌いな電気回路の知識を必要とするカスタムLSIの設計部門*に配属されました。当初は苦労しましたが、約20年間勤めました。そして4年程前に会社が太陽電池部門を立ち上げることになり、私に声がかかったのです。 *現在は東京エレクトロンデバイス株式会社



研究への執念と向上心から決意
九工大と有機太陽電池の共同研究をする中で、またもや「もっと勉強しなくては」という思いが湧き、博士号の取得を決意しました。企業は技術を特許化しビジネスをおこなうため、博士論文で発表できない内容が多いという点でとても苦労しました。仕事をしながらの博士号取得は、家族の支えあってのものでした。



太陽電池の技術開発をしています。




このページのトップへ