「モノづくり」をするなら九工大
数学はあまり得意ではありませんでしたが、「モノづくり」がしたくて理系を選択しました。そして親戚が九工大生だったこともあり、進学目標を九工大に設定。高校では部活三昧の日々でしたが、とにかく決めたら一直線で受験勉強に励みました。

人生を変えた明専寮での大学生活
自分の人生観・性格を変えさせ、半社会人としての自覚を持たされた人生最大の分岐点、それは明専寮に入ったことです。「ストーム」と呼ばれる、酒を飲みながら夜を徹して行われる上級・下級生間の議論は、入寮当初は軍隊のように思えて辛いだけだったのですが、時が経つにつれ縦横の繋りが強くなっていることに気付きました。今は廃寮になってしまいましたが、生涯の友と出会う機会を与えてくれ、自分という人間をたくましく育ててくれた明専寮に感謝をしています。

入社27年目に決意したドクター取得
仕事中に生じたシステムトラブルの原因究明をしたいと強く思っているところに、九工大の教授をしている同期生から「博士号をとらないか」と誘われたことが、社会人ドクターを取得するきっかけでした。会社の規則上は学位取得が認められているものの、勤務中は当然勉強に時間を割けないので、帰宅後の深夜に論文を書く毎日でした。本当に大変でしたが、博士号取得は、会社のため、お客様のため、そして自分のためだと志気を高めて努力しました。

発電所の発電機の開発・設計をしています。