将来の職業を描いて進路を決定
高校生の頃、JAXAのH-Ⅱロケット打ち上げ失敗のニュースを見て、宇宙やロケットに憧れを抱きました。高校に入りテレビドラマの影響でしょうか、検事にも惹かれましたが、得意科目を考えると自分には「宇宙」への道が現実的。理系に進路を決めました。

宇宙工学を学べる大学に絞り込む
夢を叶えるため、宇宙関連を学べる大学に行くと決めていました。センターの結果から第１志望の旧帝大を諦め、九工大に進学。大学では燃焼研究室に入り、ロケットなどに使う火薬の燃焼制御に関する研究をしていました。研究施設が充実しており、思う存分研究することができました。

夢を叶えて宇宙機器設計技術者に
希望する宇宙関連の企業に入社できました。企業が開くセミナーなどで積極的に質問することで、採用担当者に顔を覚えてもらったのが勝因だったと思います。仕事で苦労する点は、打ち上げ後の修理が出来ない衛星やロケットをいかに失敗しないように筋道立てて設計していくか、というところです。でもその分成功の喜びは格別です！

人工衛星が定められた軌道を正しく周回するために姿勢や速度を微調整したり、探査機が他の惑星を周回する軌道へ入るために必要な力を発生するエンジンの設計・開発をしています。