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情報工学部アドミッションポリシー

情報工学部

情報工学部は、昭和61年(1986年)に日本初の情報工学部として設置されました。以来30年、1万人を超える情報通信技術者を生みだし、卒業生は、様々な分野で日本の情報通信革命を支えてきました。
本学の入学者受入方針に加え、特に、「情報」をキーワードとして、知能情報工学科、情報・通信工学科、知的システム工学科、物理情報工学科、生命化学情報工学科の5学科のそれぞれの分野において、高度な専門技術を身につけた人材を養成します。そのため、将来の科学と技術の進歩にも十分対応できる基礎学力と情報化社会をリードする専門性を身につける教育を各学科において行います。さらに、「技術に堪能なる士君子」という本学の建学の精神のもとに、幅広い教養や豊かな人間性、技術者としての高い倫理観、そしてグローバル社会で活躍できるコミュニケーション能力を備えた技術者の育成をめざしています。
そこで、情報工学部では、次のような素養と能力をもつ人材を求めます。

・数学、理科(物理、化学、生物等)、情報などの理数系科目の基礎学力をもつ人
・科学と技術、特に情報工学及びそれを用いた先端技術に興味があり、それらを用いて世の中を変えていくこ
 とや社会の問題を解決することに強い関心と意欲をもつ人
・国際社会と文化に興味と関心をもち、グローバル化に対応するコミュニケーション能力の修得に意欲をもつ
 人
・ものごとを論理的に表現でき、自律的に学び、多様な人々と協働して活動する態度を身につけている人

本学部での授業内容を理解するために、高等学校等における数学と理科を特に学んでおくことを望みます。一般入試では、修学に必要な総合的な学力を評価します。特に数学・理科全般、もしくは、数学・理科の特定科目を評価します。特別入試では、理数系基礎学力を評価するとともに、語学力や論理的な思考力など技術者としての適性や主体性などを評価します。

(類別の育成目標)

情報工学部入学者受入方針に加え、特に次のような人材を育成します。
情工1類
情報工学の基礎を学び、知能情報工学科や情報・通信工学科へ進級する類型です。データ科学、人工知能、メディア情報学、ソフトウェアデザイン、情報通信ネットワーク、コンピュータ工学を中心とした情報工学の最先端に関する幅広い知識・技能を育成することで、社会の様々な要求にこたえる情報システムを構築できる高度技術者に必要な能力を発展・向上させます。

情工2類
情報工学の基礎を学び、知的システム工学科を中心として情報工学部の全学科へ進級できる類型です。機械工学と制御工学を中心として、主として工学の諸分野と情報工学を融合することで、ロボティクス、システム制御、先進機械を中心とした分野に関する幅広い知識・技能を育成することで、新しい情報技術を創出できる高度技術者に必要な能力を発展・向上させます。

情工3類
情報工学の基礎を学び、物理情報工学科や生命化学情報工学科へ進級する類型です。物理学、化学、生物学といった自然科学に情報工学を適用し、電子物理工学、生物物理工学、分子生命工学、医用生命工学を中心とした分野に関する幅広い知識・技能を育成することで、新しい情報技術を創出できる総合的な能力を身につけた高度技術者に必要な能力を発展・向上させます。

(類別の求める人物像)

情報工学部入学者受入方針に加え、類毎に、下記に示した点に能力と意欲をもつ人を求めます。
情工1類
理数系科目に興味があり、特に数学に関して高い能力と関心をもつ人
情報工学を通して、人とコンピュータが協調する新しい情報システムの実現に意欲的に取組み、コンピュータと通信を駆使した次世代スマート社会の実現に興味をもつ人

情工2類
理数系科目に興味があり、数学と理科のいずれにも能力と関心をもつ人
情報工学と工学諸分野の融合やそれによる社会に及ぼす影響に深い関心をもち、人と未来を繋ぐ知的システムの創造に興味をもつ人

情工3類
理数系の科目に興味があり、特に理科に関して高い能力と関心をもつ人
情報工学の自然科学への応用に深い関心をもち、物理学・化学・生物学と情報の力で世界を解き明かすことによりイノベーションを創出したい人

(試験区分別の基本方針)

入試は情工1類から3類の類別で行われ、2年生進級時より各学科に配属されます。
前期日程試験
数学・理科全般に高い能力を有し、かつ、修学に必要な総合的な学力を問う入試です。
具体的には、大学入試センター試験、個別学力検査の成績及び調査書により総合的に学力の優れた学生を受け入れます。そのために、調査書により学修状況を把握した上で、大学入試センター試験において、国語、地理歴史・公民、数学、理科、外国語の5教科7科目を課し、幅広く基礎学力を測るとともに、数学、理科(物理、化学もしくは生物のうち1科目)の2教科については、個別学力検査において、記述式の問題を課すことにより、思考力、計算力、判断力及び論述力もあわせて評価します。なお、個別試験において数学は数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学Bの範囲、理科については物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物の範囲を問います。大学入試センター試験の得点及び個別学力検査の得点を総合して総合点の高い順に合格者を決定します。総合点において、情工1類では数学の配点比率を高く、情工2類では、数学と理科の比率を同率に、情工3類では、理科の配点比率を高くなるようにして評価します。

後期日程試験
数学・理科の特定科目に高い能力を有し、かつ、修学に必要な総合的な基礎学力を問う入試です。
具体的には、大学入試センター試験と個別学力検査及び調査書の成績により、特に、数学もしくは理科の特定の科目に優れた能力を示す学生を受け入れます。そのために、調査書により学修状況を把握した上で、大学入試センター試験では、国語、数学、理科、外国語の4教科6科目を課し、これまで身につけた基礎学力とその到達度をみます。センター試験の配点において、情工1類では、数学の配点比率を高く、情工2類では、数学と理科の比率を同率に、情工3類では、理科の配点比率を高くなるようにし評価します。個別学力検査については、数学、物理、化学のうちから1科目のみを選択させることによって、特定の科目について高い思考力を有するかどうかを重視します。なお、個別試験において数学は数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学Bの範囲、理科については物理基礎・物理、化学基礎・化学の範囲を問います。大学入試センター試験の得点及び個別学力検査の得点を総合して総合点の高い順に合格者を決定します。

推薦入試Ⅰ
論理的なコミュニケーション力をもち、理数系基礎学力を有することを問う入試です。
具体的には、大学入試センター試験を免除し、調査書及び面接試験の結果に基づき、合否を判定します。そのために、面接試験では、個人面接により、志望の動機、適性、自律的な学修態度などをみます。さらに、英語、数学及びインターネット出願登録時に選択した理科科目の基礎的学力をみる口頭試問を実施します。いずれも論理的な対話能力の評価を含みます。調査書は、学修状況を把握した上で、評定平均値を点数化します。総得点の高い順に合格者を決定します。高等学校もしくは中等教育学校の職業教育を主とする学科及び総合学科の出身者については、数学の選択範囲を情報技術基礎(工業)、プログラミング(商業)、アルゴリズムとプログラム(情報)まで拡張します。

AO入試
多様性を享受し、協働的かつ主体的な活動を行う事ができる態度を身につけることを目指す本学のGCE(Global Competency for Engineer)教育の中で、工学に適用できる知識・技術をもちつつ、学習機会やグループ活動において中心的な役割を果たす事ができるスキル、態度を持つ学生を選抜する入試です。
具体的には、第一に、個人面接及びグループワーク、課題解決型記述問題、調査書等を総合的に評価する総合選抜方式により、主体的・協働的な学びを行う為のスキルと態度、及び、論理的な思考能力、表現力が身についていることを評価します。第二に、大学入試センター試験(5教科7科目)を利用し、工学の分野において必要となる、理数の知識・技能及び論理的思考能力、表現力があることを評価します。これら二者を総合して、合格者を決定します。

帰国子女入試
外国での修学経験をもち、数学・理科・英語などの基礎学力を有することを問う入試です。
様々な国で多様な教育を受けているという受験者それぞれの事情も十分に考慮しつつ、面接試験(数学・理科・英語に関する基礎的問題についての口頭試問等を含む)及び出願書類審査によって、入学後の修学に必要な基礎学力の有無を評価するとともに、専門に対する適性を評価します。

私費外国人留学生入試
外国籍を有するもので、日本語能力、基礎学力を有することを問う入試です。
様々な国で多様な教育を受けているという受験者それぞれの事情も十分に考慮しつつ、小論文、面接試験、日本留学試験及び英語能力検定試験の成績を総合的に評価し、合格者を決定します。


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