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学長挨拶


国立大学法人九州工業大学 学長 尾家 祐二

多様な学習機会と学習環境を活かして
グローバル社会で活躍し続ける高度なエンジニアに

 九州工業大学は、110年の歴史をもち、これまで常に我が国トップレベルの就職実績を誇っています。過去の就職氷河期といわれる時代にあっても、本学の学生の就職状況は変わりませんでした。これは、社会が本学の教育の質を高く評価し、時代にマッチした優秀な卒業生を世に送り出している証拠です。

 IoTの普及やAI(人工知能)の開発など、科学技術の進歩は著しく、それらを活用する社会活動は大きく変化し続けています。私たちは、外出先からスマートフォンでテレビの録画やエアコンの操作ができますし、自動車・医療・金融など多くの分野で人工知能の活用が飛躍的に進んでいます。こうした技術革新により、私たちの日常生活も企業活動も、国境を越えて多彩に繋がり、さまざまな場面でのグローバル化が進展しています。日本で働いていたとしても、そこは既に国際的な社会なのです。

 学生諸君には、このように変化に富み、グローバル化が進展する時代においても、生き生きと活躍し続けるエンジニアに育ってほしいと願っています。そのためには、学生が自ら学び、多様性を受け入れ、他とコミュニケーションをとりながら、課題を発見し、解決する為のデザインを行うことができる必要があります。そこで、本学では、学生の主体的な学びのために、多様な学習の機会を提供し、多様な学習の環境を整備し、さらには学習の目標および達成度を自ら確認し、自律して学習する姿勢を育む支援を行っています。

 具体的には、海外で学ぶ多くの教育プログラム、アイデアをすぐに形にできるデザイン工房、留学生と生活を共にし国際感覚を磨く学生寮、産業界やそこで活躍する卒業生との対話などです。仲間と共に人工衛星、ロボットや自動車などのプロジェクトを立ち上げ、世界的な競技会に参加する機会もあります。

 当然のことですが、学生諸君にとって卒業後の人生の方が遙かに長いものです。卒業後にグローバル社会で活躍し続けるための知識・スキルを本学で学んでみませんか。キャンパスでお会いできるのを楽しみにしています!


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